ピルの処方
ピル(低用量ピル)は、現在日本では、避妊目的のためのピル(OC: oral contraceptive、自費診療)と、生理痛や子宮内膜症などの症状を改善する時に主に使うピル(LEP:low dose estrogen-progestin、保険適用)があります。
自費のピルと保険のピルは、製剤は違いますが成分や飲み方は似ており、どちらも似たような効用や副作用があります。
当院で取り扱っているピル
自費のピル(OC):避妊目的
以下、OCの価格は、診察料、処方料、税込の価格です。
自費のピルは、初めて飲む方は1ヶ月〜3ヶ月までの処方がお勧めですが、その後は副作用がなければ最大6ヶ月まで処方が可能です。
【ラベルフィーユ28】(価格を改定しました2025年10月30日)
1ヶ月 ¥2,200
3ヶ月 ¥6,270(1ヶ月あたり¥2.090)
6ヶ月 ¥11,880(1ヶ月あたり¥1,980)
【スリンダ28】ミニピル
1ヶ月 ¥3,300
3ヶ月 ¥9,240(1ヶ月あたり¥3,080)
6ヶ月 ¥17,160(1ヶ月あたり¥2,860)
保険のピル(LEP):症状改善目的
月経困難症や子宮内膜症に伴う疼痛などの疾患の治療を目的とする場合、保険適用となります。
価格は薬によりますが、後発品であれば1ヶ月あたり500円〜1500円くらいの自己負担で続けやすくなっています。
ただし、症状の原因となる病気がないかどうか診断するために、超音波検査、子宮がん検査などが必要です。
保険のピルは最大3ヶ月までの処方が可能です。
月経困難症の改善はピルだけではなく、他の薬や治療法もあります。ピルが合わない方、リスクがあって使えない方もおられますので、きちんとトレーニングを受けた産婦人科専門医(女性医学学会専門医)に相談しましょう。
<後発品(ジェネリック)>
【フリウエルLD】(ルナベルLDの後発品)
【フリウエルULD】(ルナベルULDの後発品):超低用量ピル
エストロゲンの含有量が少なく副作用が軽減されています。
【ドロエチ】(ヤーズの後発品)
<フレックスタイプ>
【ヤーズフレックス】 1ヶ月あたり2500円〜3500円くらいの自己負担です。
最長120日まで連続して飲むことができるため、月経の回数を減らしたり、好きな時に起こすことのできるピルです。
副作用について
ピルは、個人差がありますが、副作用がでることがあります
- 体重の増加
- むくみ
- 偏頭痛
- 吐き気
- 嘔吐
- 性欲の減退
- いらいらする
など
また、まれに血栓症などの副作用が起こることがあります。
特に肥満傾向の方、喫煙者、高血圧の方、40歳以上の方は慎重な判断が必要です。
乳がん、子宮頸がんの発症リスクを増加させる可能性もあるので、検診を行う必要があります。
避妊以外の効用について
ピルは妊娠のコントロール以外にも下記の効用があるとされています。
- 生理痛の軽減
- 生理周期の安定
- 子宮内膜症の予防
- 子宮体がん、卵巣がんのリスク軽減
また、上記のほかにも、にきびの治療などの美容的な効用があるともいわれています。
上記のような効用については、医師の指導のもと、適切な処方が求められますので、必ずご相談のうえ、服用していただくようお願いいたします。
