妊活外来〜検査の流れ〜
将来の妊娠が気になる方
今すぐではなく、将来的に妊娠したい方の検査(妊活チェック)やアドバイスなど、将来の妊活に向けてのサポートを行います。
現在不妊に悩んでおられる方
現在、不妊に悩んでおられる方の診療は、以下の流れになります。
初診時
紹介状や、今までの検査の結果、基礎体温表があれば持参して下さい。また、1年以内の健康診断の結果がもしあれば持参して下さい。その他、保険証や、あればお薬手帳を持参して下さい。
まずは、問診を行います。(血圧、体重の確認)
ご夫婦のこれまでの状況をお聞きし、どのような治療をご希望かうかがいます。また、妊娠するとリスクが高い合併症がないかどうか確認し、必要あれば検査や専門医の受診をお勧めします。
内診で、超音波検査、子宮がん検査を行い、その他必要あれば血液検査を行います。
その後、妊娠についての基礎知識の確認やご案内
検査の流れや費用についてのご案内
次の検査の予約などを取り、初診は終了です。
最初は必ずしもご夫婦二人受診でなくても大丈夫です。
検査は、ご夫婦ともに受けていただくことをお勧めします。
不妊症の検査
約1ヶ月かけて、以下の検査を行います。
検査期間中も、可能であれば、夫婦関係(タイミング)を取るよう指導します。
◎女性は月経周期に合わせて、数回に分けて行います。
月経期:ホルモン検査(LH,FSH)
排卵期:超音波検査、ホルモン検査(E2:エストラジオール)、頸菅粘液検査、ヒューナーテスト
高温期:ホルモン検査(P4:プロゲステロン)
随時:クラミジア抗体検査、プロラクチン、テストステロン、甲状腺ホルモン(FT4,FT3,TSH)、CA125、必要あれば、貧血検査、生化学検査など
自費検査:必要な方は、以下の検査もあります。
風疹抗体検査
AMH(抗ミュラー管ホルモン) 卵巣予備能、いわゆる「卵巣年齢」を見る検査です。
抗精子抗体検査
インスリン抵抗性検査(絶食)
Vitamin D、銅・亜鉛バランス
◎男性の検査
精液検査(SMASという精子運動解析システムを使って検査します。)
ホルモン検査(LH,FSH,テストステロン)
抗精子抗体検査(自費)
亜鉛(自費)
治療計画説明
ご夫婦でご来院ください。(ご夫婦それぞれの保険証が必要です。)
ご夫婦の姓や住所が異なる場合(事実婚)の方は、戸籍抄本と当院からお渡しする書類の提出が必要になります。
ご夫婦の不妊原因と、それに対する治療を説明します。ご夫婦のご希望をお伺いし、同意をいただいてから治療開始となります。
体外受精や、その他当院ではできない治療をご希望の場合は、ご希望の医療機関にスムーズに紹介させていただきます。