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不育症(流産を繰り返す方)

不育症とは

流産は、妊娠の10~20%に起こり、女性の4割近くの方が流産を経験すると言われています。流産を2回繰り返す反復流産は2~5%、3回以上繰り返す習慣流産は1%の頻度です。流産や死産を2回以上経験する場合、不育症と呼び、原因検索が勧められています。

妊娠反応が陽性となり、胎嚢の確認ができないまま流産となった化学流産(生化学的妊娠)は、現在のところ我が国では流産に含めていません。しかし、ヨーロッパでは化学流産も流産回数に含めており、未だ一定の見解が得られていません。

 

不育症検査の前に知っておくべき事

  • 女性の加齢は流産の最も大きな原因で、流産率は20歳代では10%程度ですが、40歳代では40%以上になります。
  • 自然流産原因の多くは、偶発的な胎児染色体異常で、50~70%と言われています。反復流産でも、50%が胎児染色体異常です。
  • 不育症原因検査を行っても、約50~65%が原因不明です。ただし、原因不明でも今までの流産が3〜4回の場合、無治療でも60~70%以上が妊娠継続可能と言われています。

当院では不育症検査を行っています

せっかく待望の赤ちゃんを授かったのに、途中で赤ちゃんがお腹の中で亡くなってしまうのは、「よくあることです。」と言われても、辛いですよね。

多くの方はその後何もしなくても、出産できる可能性はあるのですが、繰り返す場合は原因を調べることにより流産を防ぐ治療が見つかることもあります。

不育症検査は、保険適用のものと、保険適用外のものがありますが、自治体からの助成金を申請できることもあります。(福山市2022年12月現在)

流産を繰り返すと、また次も流産になるのではないかと、不安を抱えていらっしゃる方も多いです。また、流産を繰り返した後、不安や落ち込みが続き、中には精神科や心療内科などの専門的な対応が必要なこともあります。

不育症では、と悩んでいる方はまずは一度ご相談ください。

 

流産のリスク因子を検査し、原因が見つかった場合は次の妊娠に備えて治療を開始することにより、流産を避けられる場合があります。

より専門的な検査・治療が必要な場合は、岡山大学病院産科婦人科(不育症外来)と提携していますので、ご紹介させていただきます。

また、不育症に悩んでいる方は、相談できる窓口もあります。

岡山県不妊専門相談センター 不妊・不育とこころの相談室

不育症についての情報サイト→Fuiku-Labo

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