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精液検査

精液検査:精子運動解析装置【SMAS】導入について

当院では、精液検査を精子運動解析装置SMAS(Sperm Mortility Analysis System)という装置で行っています。

従来、精液検査は顕微鏡下でマス目の中にいる動いたり止まったりしている精子を、人間の目で一匹ずつ数える方法が取られていました。この方法はスタッフがトレーニングを受けて習得する技術ですが、どうしても人間の感覚で行うことなので、測定者の間で誤差があり、不正確になることが問題でした。

この、精子運動解析装置SMASは、高精細カメラと最新鋭のソフトウエアアルゴリズムで自動解析する最新の装置です。これにより、従来の方法では測定できなかった項目まで、スイッチ一つで短時間に計測できるようになりました。

また、当院に導入したモデルにはAIによる解析機能も新たに加わり、より精度の高い結果が測定でき、患者様にとってよりお役に立てるものになっています。

精液検査料金(SMAS使用)約2500~3000円(税別)

【検査方法】

  • 禁欲期間:2日〜3日間禁欲後に検査を行なってください。
  • 検査時期:女性の排卵期を外して行なってください。(排卵期はタイミングを取ってもらうため)

【検査当日】

  • マスターベーションで専用の容器に精液を採取してください。
  • 精子は時間が経つと運動率が低下しますので、採取してから1時間以内に提出をお願いします。時間経過によって運動不良となる可能性がありますので、早い方が良いと考えられます。
  • 人肌程度の温度で、直射日光を避けて(遮光で)の持参が望ましいです。

【検査結果について】

  • 数日連続して射精した場合には精子数が減少することがあります。
  • 逆に、射精があまりにないと、造精機能や精子運動能の低下の原因となると言われています。
  • 精液検査はバラツキが多く、1回の検査ごとに結果が違う可能性もあります。検査成績が不良の時は再検査もお勧めします。
  • 結果が異常の場合は、泌尿器科受診もお勧めします。

 

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