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子宮卵管造影検査

【検査内容】

 造影剤を子宮・卵管へと注入し、子宮内腔の状態や卵管の通過性を見る検査です。卵管の通過性に問題がなければ、造影剤が卵管から腹腔内へ拡散する様子が確認できます。また、子宮腔の形態異常もわかります。卵管周囲の癒着も推測できますが、確定診断は腹腔鏡でなければできません。

【検査の効果】

 卵管が閉鎖している場合、タイミング法や人工授精での妊娠は困難です。検査をする事により、適切な治療方針をご案内できます。

【検査のリスク】

◎造影剤(ヨード剤)に対するアレルギー反応が見られることがあります。過去に造影剤アレルギー症状があった方は検査できません。極めて低い確率ですが、重篤な副作用である塞栓症を発症する可能性があります。その場合、ショックに対する緊急処置が必要になります。

◎子宮内に器具が挿入できない場合や、検査所見が十分に得られない場合もあります。

◎甲状腺機能亢進症の方は、内科主治医の許可が必要です。

◎バリウム使用による胃腸造影検査後少なくとも1週間は本検査はできません。

◎検査終了後、出血、骨盤腹膜炎を起こすリスクがあります。

【検査準備】

◎性感染症であるクラミジア感染がある状態で検査を行うと、感染が骨盤内に広がる可能性がありますので、事前にクラミジア抗体検査で異常がないかを確認してからの検査となります。異常がある場合は事前に抗生剤治療を行います。

◎検査は月経開始から10日以内で、月経が終了している時に行います。妊娠の可能性がある場合は検査ができません。月経から検査までは避妊をしておいてください。事前予約が必要です。

◎検査2日前から検査後2日目までは乳酸アシドーシス発症リスクのため糖尿病治療薬(メトホルミン)服用をお控えください。

◎予約の必要な検査になります。ご希望の場合は、事前にご相談ください。

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